ハブハナワラビ
Botrychium ×argutum (Sahashi) Nakaike
アイイズハナワラビがシチトウ×フユ(もしくはミドリ)であるのに対し、ハブハナワラビネ(図7.1)はオオハナ×ミドリだと考えられています(Sahasi 1983a, 1983b)。アンコとアカネの対比と同じく、アイイズよりハブはずっと稀です。シチトウの方がオオハナより種間雑種を作りやすいと私が考える根拠の一つです。胞子形態は異常で、孔辺細胞のサイズから4倍体だと推定されています(Sahasi 1983b)。